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すこし小腹が空いた時に読むブログ

日本へ帰国すると感じる違和感

海外に移住してから8年が経ちました。仕事の都合をつけて、1年に1度は日本へ帰るようにしています。毎年実家へ帰国しているのですが、日本滞在中に違和感を感じるようになりました。それは海外にいる時には全く気がつかなかったことや、見たことのないようなものです。

その違和感は良い悪いとジャッジするものではなく、文化の違いや私の主観が大きく影響しているおり、個人的な感じ方にすぎないのかもしれません。

今日は私が日本帰国時に感じた違和感について紹介したいと思います。

  • 日本では年齢を執拗に気にする
  • 買い物の包装が過剰である
  • ドアを開けた時に後ろの人を気にしない
  • 洋服や外見が綺麗で整っている
  • 道路や街中にゴミが落ちていない
  • 物や食品が店にあふれている
  • 文房具の種類がものすごく多い
  • 本屋が大きくていつも沢山の人がいる
  • 女性ニュースキャスターに若い人が多い
  • 電気屋がうるさすぎる
  • 地下鉄や電車のホームの放送や情報が多い
  • 広告チラシが多すぎる
  • ペットショップで動物が檻に入っている
  • TVコマーシャルがいつも新しくて種類が豊富
  • 芸能人トーク、料理、旅行番組が多い

 年齢を気にするのはアジア独特の習慣だな〜と感じます。特に就職や結婚などを決めるときにも大きな影響力をもっているのでしょう。私の経験から、海外での就職では年齢を全く気にせず、履歴書に年齢や性別を書く欄がなく、面接でも聞かれることは一度もありませんでした。

海外ではドアの開閉時に前や後ろの人にドアを開けてあげる習慣があります。これはレディーファーストとは関係なく、老若男女問わずどんな人にでもドアを開けます。たまに気にしない人もいますが、ほとんどの人がドアを開けてくれるか、自分がドアを開けてあげます。一度、私の前の男の人が私に気がつかずにドアを閉めてしまいました。その人はすぐに私が後るからドアを開けようとしていることに気がつき、ものすごい勢いで謝られました。私が日本に帰国している間だけかもしれませんが、誰も後ろの人を気にせずにドアの開閉をしているようです。

洋服や外見が整っているというのは、汚れがついていないとい意味です。私の住んでいる海外では、とりあえず先進国と呼ばれる国の一つに入っていますが、ボロボロだったり汚れのついた洋服を着ている人をよく見かけます。それは男女問わずです。良いか悪いかの判断や個人主義かそうでなないかという考え方は別として、日本ではほとんどの人が綺麗に身だしなみを整えているように見えました。

日本での滞在時にとある大きなブックショップへ行ったのですが、文房具の種類が半端なく多いことに驚きました。修正ペンのコーナーでは小さな物から大きな物まで、多少のデザインは違うものの、全て同じに見えました。修正ペンだけでものすごい種類があたのでどれを買うかものすごく時間がかかり迷いました。海外では文房具の種類があまりないので、日本のステーショナリーの豊富さに感嘆しました。

ニュースキャスターに若い女性が多い気がします。これは私の主観だと思いますが、私が住んでいる海外のニュースキャスターはお天気のお姉さん以外、40代から50代くらいの女性キャスターが主流な気がします。それも何年も同じ人が交代でニュース番組に出ており、あまり変化はありません。日本では女性キャスターはアイドルのように扱われるのかな〜と思うのですが、それは他国でも同じかもしれません。個人的にはどんな年齢の人でもバランス良く配置されているのがいいのかな〜と感じます。

日本では、電気屋や駅のホームが音楽や放送でとても騒がしく感じます。与えられる情報が多すぎるというのでしょうか、とにかくひっきりなしに音が鳴り響いているように思いました。私が以前に旅行でインドへ行ったときに、ものすごく静かな駅のホームで人もあまりおらず、いつ電車が来るのだろうと不安になりました。静かなホームにぽつんと立って電車を待っていると、不安ながらも不思議な感覚にとらわれ、電車が来た時に喜びを感じたのを覚えています。

私の住んでいる海外のペットショップでは動物がいません。えさや関連グッズを売っているだけで、実際の犬や猫を販売しているお店は一度も見たことがありません。個人の家でペットをブリードしてネットなどで売っているのです。日本のペットショップへ立ち寄る機会があったのですが、最初はとてもかわいくて癒されました。ただ、小さなケージに入っている動物を見ると、もしも売れなかったらなどと考えてしまい切ない気持ちになりました。

日本滞在中に見るテレビコマーシャルは私の楽しみの一つです。ものすごい種類と面白い内容のコマーシャルが多いな〜と感じます。シリーズになっていたり、印象的な音楽やダンスが入っていたり、エンターテイメント的に商品を紹介しておりデザインもとても可愛いです。私の住む海外のコマーシャルは音が大きく同じフレーズを繰り返すのみ。同じコマーシャルが何年も流れていることもあります。日本での広告産業は注目してるととても面白い特徴があるのではと思います。

テレビ番組は海外も日本もあまり違いはないのかもしれません。私はどこにいてもテレビを頻繁に見る方ではないので主観ではありますが、日本のテレビ番組は有名人のトークや、旅をしながら食べ物を紹介する番組が多いように感じました。海外でも有名人のトーク番組はありますが、1〜2人くらいのゲストとトークをする番組が主です。日本では10人くらいの芸能人が司会者となる人に向かって座っているのが印象的です。旅行番組はご当地のプロモーションになるので、海外でももっとローカルな旅紹介をしてほしいなあと思います。

 

以上、乱雑に私の感じた海外と日本との違いを書いてみました。これは人によって良い悪い、好き嫌いの判断が入ってしまうと思うのですが、なるべく純粋に感じたことを紹介してみました。それぞれの国では、文化や教育、歴史的背景などが反映されているので、どちらが良い国か判断することはできません。日本で生まれて生活している時には気がつかなかったことが、海外から帰ってくると何か違うなと感じることは面白い発見です。私は全ての国に行ったわけではないので、今回の記事で、海外と日本という枠て捉えることは難しいですが、私の主観ではありますが自分なりにまとめてみて学ぶことが多かったと思っています。