PECKISH

すこし小腹が空いた時に読むブログ

日本へ帰国すると感じる違和感

海外に移住してから8年が経ちました。仕事の都合をつけて、1年に1度は日本へ帰るようにしています。毎年実家へ帰国しているのですが、日本滞在中に違和感を感じるようになりました。それは海外にいる時には全く気がつかなかったことや、見たことのないようなものです。

その違和感は良い悪いとジャッジするものではなく、文化の違いや私の主観が大きく影響しているおり、個人的な感じ方にすぎないのかもしれません。

今日は私が日本帰国時に感じた違和感について紹介したいと思います。

  • 日本では年齢を執拗に気にする
  • 買い物の包装が過剰である
  • ドアを開けた時に後ろの人を気にしない
  • 洋服や外見が綺麗で整っている
  • 道路や街中にゴミが落ちていない
  • 物や食品が店にあふれている
  • 文房具の種類がものすごく多い
  • 本屋が大きくていつも沢山の人がいる
  • 女性ニュースキャスターに若い人が多い
  • 電気屋がうるさすぎる
  • 地下鉄や電車のホームの放送や情報が多い
  • 広告チラシが多すぎる
  • ペットショップで動物が檻に入っている
  • TVコマーシャルがいつも新しくて種類が豊富
  • 芸能人トーク、料理、旅行番組が多い

 年齢を気にするのはアジア独特の習慣だな〜と感じます。特に就職や結婚などを決めるときにも大きな影響力をもっているのでしょう。私の経験から、海外での就職では年齢を全く気にせず、履歴書に年齢や性別を書く欄がなく、面接でも聞かれることは一度もありませんでした。

海外ではドアの開閉時に前や後ろの人にドアを開けてあげる習慣があります。これはレディーファーストとは関係なく、老若男女問わずどんな人にでもドアを開けます。たまに気にしない人もいますが、ほとんどの人がドアを開けてくれるか、自分がドアを開けてあげます。一度、私の前の男の人が私に気がつかずにドアを閉めてしまいました。その人はすぐに私が後るからドアを開けようとしていることに気がつき、ものすごい勢いで謝られました。私が日本に帰国している間だけかもしれませんが、誰も後ろの人を気にせずにドアの開閉をしているようです。

洋服や外見が整っているというのは、汚れがついていないとい意味です。私の住んでいる海外では、とりあえず先進国と呼ばれる国の一つに入っていますが、ボロボロだったり汚れのついた洋服を着ている人をよく見かけます。それは男女問わずです。良いか悪いかの判断や個人主義かそうでなないかという考え方は別として、日本ではほとんどの人が綺麗に身だしなみを整えているように見えました。

日本での滞在時にとある大きなブックショップへ行ったのですが、文房具の種類が半端なく多いことに驚きました。修正ペンのコーナーでは小さな物から大きな物まで、多少のデザインは違うものの、全て同じに見えました。修正ペンだけでものすごい種類があたのでどれを買うかものすごく時間がかかり迷いました。海外では文房具の種類があまりないので、日本のステーショナリーの豊富さに感嘆しました。

ニュースキャスターに若い女性が多い気がします。これは私の主観だと思いますが、私が住んでいる海外のニュースキャスターはお天気のお姉さん以外、40代から50代くらいの女性キャスターが主流な気がします。それも何年も同じ人が交代でニュース番組に出ており、あまり変化はありません。日本では女性キャスターはアイドルのように扱われるのかな〜と思うのですが、それは他国でも同じかもしれません。個人的にはどんな年齢の人でもバランス良く配置されているのがいいのかな〜と感じます。

日本では、電気屋や駅のホームが音楽や放送でとても騒がしく感じます。与えられる情報が多すぎるというのでしょうか、とにかくひっきりなしに音が鳴り響いているように思いました。私が以前に旅行でインドへ行ったときに、ものすごく静かな駅のホームで人もあまりおらず、いつ電車が来るのだろうと不安になりました。静かなホームにぽつんと立って電車を待っていると、不安ながらも不思議な感覚にとらわれ、電車が来た時に喜びを感じたのを覚えています。

私の住んでいる海外のペットショップでは動物がいません。えさや関連グッズを売っているだけで、実際の犬や猫を販売しているお店は一度も見たことがありません。個人の家でペットをブリードしてネットなどで売っているのです。日本のペットショップへ立ち寄る機会があったのですが、最初はとてもかわいくて癒されました。ただ、小さなケージに入っている動物を見ると、もしも売れなかったらなどと考えてしまい切ない気持ちになりました。

日本滞在中に見るテレビコマーシャルは私の楽しみの一つです。ものすごい種類と面白い内容のコマーシャルが多いな〜と感じます。シリーズになっていたり、印象的な音楽やダンスが入っていたり、エンターテイメント的に商品を紹介しておりデザインもとても可愛いです。私の住む海外のコマーシャルは音が大きく同じフレーズを繰り返すのみ。同じコマーシャルが何年も流れていることもあります。日本での広告産業は注目してるととても面白い特徴があるのではと思います。

テレビ番組は海外も日本もあまり違いはないのかもしれません。私はどこにいてもテレビを頻繁に見る方ではないので主観ではありますが、日本のテレビ番組は有名人のトークや、旅をしながら食べ物を紹介する番組が多いように感じました。海外でも有名人のトーク番組はありますが、1〜2人くらいのゲストとトークをする番組が主です。日本では10人くらいの芸能人が司会者となる人に向かって座っているのが印象的です。旅行番組はご当地のプロモーションになるので、海外でももっとローカルな旅紹介をしてほしいなあと思います。

 

以上、乱雑に私の感じた海外と日本との違いを書いてみました。これは人によって良い悪い、好き嫌いの判断が入ってしまうと思うのですが、なるべく純粋に感じたことを紹介してみました。それぞれの国では、文化や教育、歴史的背景などが反映されているので、どちらが良い国か判断することはできません。日本で生まれて生活している時には気がつかなかったことが、海外から帰ってくると何か違うなと感じることは面白い発見です。私は全ての国に行ったわけではないので、今回の記事で、海外と日本という枠て捉えることは難しいですが、私の主観ではありますが自分なりにまとめてみて学ぶことが多かったと思っています。

 

 

長時間のフライトで快適に過ごす10の方法

私は今年で海外生活が7年を過ぎました。1年に1度日本へ帰国できる時もあれば、2〜3年に1度の時もありました。1回のフライトに10時間から13時間かかり、乗り継ぎ時間には3〜7時間かかります。

その他に家からバスで空港まで行く時間や、空港から電車で最寄り駅までの時間など全て合わせると、From door to doorで24時間程かかります。家に着く頃にはへとへとになっており、時差ボケが拍車をかけるので、体力が回復するまで3〜7日かかります。

海外へ移住した初めの頃は長時間のフライトに万全の準備をして行ったのですが、最近は必要最低限の物で済ませるようになりました。

今回は長距離フライトで少しでも快適に過ごせるようになるためのTipsを私の経験から紹介しようと思います。

  1. 予備の買い物袋を持って行く
  2. 予備の毛布をもらう
  3.  歯ブラシは必需品
  4. ボールペンとパスポートは一緒に入れる
  5. 100均のサンダルを持って行く
  6. 紙の本は持って行かない
  7. おやつを持って行く
  8. 旅行用枕があれば便利
  9. ウェットティッシュを持って行く
  10. トイレに行ったらストレッチをする

予備の買い物袋を持って行く

買い物袋は免税店で買った物を入れたりすることもできますが、私の場合はセキュリティーチェックの時に使います。冬など寒い時期にジャケットを着ている時に限りますが、海外ではたいていセキュリティーチェックで上着を脱ぐように言われます。その上着をトレイに中に直接入れてもいいのですが、トレイの中は綺麗ではありません。前の人たちが入れた靴などが入っていた物で、自分の脱いだブーツをトレイに入れなければならないからです。

海外へ旅行で行く場合は特に、少しおしゃれなジャケットを新調することがあるので汚れがついてしまうのは悔しいです。そこで私はセキュリティーチェックを通る前には必ず、自分の上着を買い物袋に入れてトレイにのせることにしています。チェックを通った後に買い物袋から出して着ればいいですし、その後に搭乗した時にもそのまま買い物袋ごと棚にしまえばいいのです。

経験談ですが、搭乗してから私は上着を買い物袋に入れて棚にしまいました。飛行機から降りてその上着を取り出した時に、買い物袋にしみがついているのを見つけました。多分、棚の中に入れていた時に誰かの荷物からしみでた何かがついてしまったのだと思います。でも汚れたのは買い物袋だけで、私の上着は無事でした。

もしも可能であれば、預け荷物の中に上着を入れてしまうのも良いと思います。たいてい飛行機の中や空港は暖房がきいていて暖かいので、上着は荷物になってしまいます。到着場所でスーツケースをピックアップして上着を取り出して着ればいいのです。

 

予備の毛布をもらう

搭乗し自分の席に着いてから飛行機が飛び立つまでに少し時間があります。その間にキャビンクルーが予備の毛布を配りにきたり、来なければ通りかかった時にもう一枚の毛布をもらうと便利です。私はそれほど潔癖症ではないのですが、旅行で素敵なハンドバックを持っていたりすると足下に直接置きたくないのです。そこで毛布の入っていたビニールの袋にハンドバックを入れ、予備の毛布を床に敷きます。そこでは裸足になることができるし、自分だけのスペースが確保されるので快適です。

友達同士で旅行にきた場合には、予備の毛布をシェアしてもいいかもしれません。

 

歯ブラシは必需品

歯ブラシと小さな歯磨き粉を持って行くと、長距離のフライトを快適に過ごすことができます。私の場合、24時間の移動中に一度も歯を磨かないのは耐えられません。飛行機の中のトイレでも、乗り継ぎ空港のトイレでもいいのですが、歯を磨くことでその後の快適さが全然違います。とてもリフレッシュできます。歯ブラシがかさばって嫌だと思う人はミントのチューインガムを持って行っても良いかもしれません。

 

パスポートとペンを一緒に入れておく

海外のフライトでは入国審査のイミグレーションで提出する用紙を記入しなければなりません。これは到着前に機内で配られるので、先に書いてしまった方が楽です。後になると面倒だし、忘れてしまいます。ここで重要なのがペンです。

以前に私はポールペンを持っておらず、機内で誰にも借りることができませんでした。飛行機を降りて入国審査の長い列に並んでいる時に、係の人にペンを借りられるか聞いたのですが持っていませんでした。用紙を記入するための小さなカウンターはありますが海外の入国審査場ではペンは置いてありません。さらにそのカウンターで書く場合にも列に並べないので最後の方になってしまいます。結局、係の人がどこかでペンを借りて持ってきてくれたので記入することができましたが、イミグレーションを通る時間を大幅にロスしてしまいました。

飛行機に乗っている間にパスポートとペンを手元に置いておき、入国審査の用紙に記入してしまうことをおすすめします。

 

100均のサンダルを持って行く

サンダルを持って行くのはかさばるので嫌な人がいるかもしれません。別にそれほど重要ではないのですが、私は先ほど書いたように予備の毛布の上に裸足になるので靴を座席の下に入れています。トイレに行く時にその靴を履いていけばいいのですが、ブーツを履いている場合はエコノミークラスの狭い座席スペースで靴を脱ぎ履きするのは大変です。

裸足のまま、もしくは靴下でトイレに行く人もいますが、飛行機の中のトイレはもちろん男女共有。床がきれいとはいえません。

以前はホテルなどでもらうスリッパを使っていましたが、100均のサンダルは旅行中のホテルの中やユースホステルに泊まる場合のシャワーの中などでも使えるので、私はいつも安いビーチサンダルを持って行くようにしています。

 

紙の本は持って行かない

長距離の移動では本をゆっくり読みたくなり気持ちはわかります。私も過去に何度も試みましたが、結局あまり読まないで終わってしまいます。乗り継ぎの時間でも買い物をしたり歩き回ったりするので読む時間はあまりないし、飛行機の中でも音がうるさくて集中できなかったり、暗くて読みにくいのです。そして紙の本はかさばるし重いのです。

長距離移動の飛行機の中では、Kindleが便利だと思います。薄くて軽いのでかさばらないし、暗くても文字を大きくしたり明るさを調節できるので読みやすいと思います。イヤーフォンをして周りの音をシャットアウトして集中することもできます。

 

おやつを持って行く

利用する航空会社にもよりますが、食事の量が少ない場合があったり、食事と食事の間がとても長い場合があります。キャセイパシフィックやエミレーツでは頼めばカップヌードルをサービスに出してくれますが、フィンエアーは何も出ません。お腹が空いて眠れないこともあります。もしくは、ドリンクが配られる際にワインやビールを頼むと、もう少しおつまみが欲しいこともあります。

私は小さなパッケージに入ったナッツや果物を持って行き、飛行機の中でお腹が空いた時に食べています。だだしこれは、現地に着いて税関を通る前に食べられなかった分は破棄するようにしましょう。見つかって罰金を取られてしまうので注意が必要です。

 

旅行用枕があれば便利

私の場合は、家から空港まで2時間半のバス、13時間とさらに4時間の飛行機の中での移動になるので、旅行用の首をサポートする枕を持って行きます。これはなくても気にならない人はいると思いますが、長距離移動の快適さが違います。座りながら眠る場合、首の位置が定まらないと肩こりが酷くなりその後の旅程に影響するからです。

飛行機の中で配られる枕は基本的に座席の腰のあたりに置くようにしています。枕を腰と座席の隙間に入れるだけで、腰痛を予防し、快適に過ごすことができます。

 

ウェットティッシュを持って行く

わざわざ買って持って行く必要はないかもしれませんが、私は持ち歩くようにしています。飛行機の中では食事の前におしぼりが配られることが多いのですが、その他にも乗り継ぎの空港で何かを食べる場合や、飛行機の中でコンタクトレンズを出し入れする際に使っています。

長距離移動では、思いのほか手が汚れます。スーツケースを運んだり、移動のバスに乗ったり、他の人と共有することが多いので、風邪やウィルスの予防にも何かを食べる前にはこまめに手を綺麗にすると良いです。

ウェットティッシュがない場合は、私は手の消毒液とティッシュを持って行きます。消毒液をつけるだけでなく、ティッシュで拭き取るようにすることで菌の繁殖を防ぎます。

 

トイレに行ったらストレッチをする

これは常識かもしれませんが、長距離フライトではストレッチやエクササイズをすることはとても重要です。疲れもすっきりするし、眠りを助ける作用もあります。トイレに行った際は用を足してすぐに座席に戻るのではなく、トイレの周りのスペースで5分程度のストレッチをすることを強くおすすめします。

 

 

TOEICスコアを605点から810点まで上げるおすすめの英語学習法 5 STEP を紹介

私は大学2年生の時に初めてTOEICを受けました。その時の点数は確か350点くらいだったと思います。仕事を退職してから海外旅行に5ヶ月間行き、帰国後にTOEIC試験を受けたところ605点でした。

その後、海外で働くことを決め、英語圏で医療系の資格を移行するためには、当時の英語能力を判断する最低条件の一つとしてTOEIC810点が必要でした。移住までの1年間に、資格移行の書類準備をしながらTOEIC試験の勉強を始めました。

1年後にようやく、リスニング370点→445点、リーディング235点→365点で合計810点を取ることができ、ギリギリではありますが資格を取得することに成功したのです。

ここでは、私がその1年間の間に行った学習方法を紹介します。

 

STEP 1 モチベーションをあげる

常にモチベーションを保つことはとても大切です。勉強期間が長ければなおさらで、一緒に目標を共有し頑張れる仲間がいればいいのですが、大人になってからTOEIC試験を勉強するのは思いのほか孤独です。私は社会人になってからTOEICの勉強をこつこつ頑張っているこの著者の本を読みました。

彼がどのようにモチベーションを保ったか、どのように勉強を進めていったのか、どのような対策をとったのか詳しく書かれています。少しずつ点数が上がっていき彼の努力が点数に反映されると、自分もあきらめずに頑張ろうと励まされました。

この段階で大切なことは具体的な目標を決めて、期間を設定し、身銭を切ること。私の場合は海外で働くために資格を取りたいという強い意志があり、最低条件として810点取らなければならないという明確な目標がありました。そして、とりあえず1年後のTOEIC試験を予約してお金を先に支払ったのです。

  1. どうしてTOEICを受けるのか考える

  2. 目標とする得点を設定する

  3. TOEIC試験を予約してお金を支払う

 

STEP 2 公式教材から出題形式を分析する

これは基本中の基本。TOEICも受験勉強と同じなのです。公式教材はまさにTOEICの予行演習。公式教材を分析すればTOEICの傾向が分かり、どのように対策を練ればよいのか分かります。

リスニングとリーディング試験には設問が何問あるのか、写真があるのか、センテンスだけなのか、それぞれにどれくらいの時間をかけられるのか、おおまかなアウトラインを把握するだけでも良いのです。

この段階にあまり時間をかける必要はありません。この後で公式教材を解いていくうちに少しずつ出題形式が頭に入り自分なりの対策を立てられるようになります。

 

公式教材を勉強することは基本中の基本

 

STEP 3 攻略本を徹底的に勉強する

攻略本はとても大切です。私はこの攻略本なしに810点を取ることはできなかったと思っています。私がお世話になった本

著者は韓国の方ですが徹底的にTOEICを分析しており丁寧に解説しています。私はこの本を初めから最後まで読み、重要なポイントやまぎらわしい単語、覚えないといけない単語をA4の白紙の紙にメモしました。

私はこのメモだけを試験当日に持参し、試験の直前まで何度も読み返しました。

 

STEP 4 NHKラジオ英会話でリスニング力を鍛える

私はNHKラジオ英会話を高校生の頃から聞いていました。高校生の頃はお金がなく教材やCDを買えなかったので、朝に学校へ行く準備をしながら聞き、夜はお風呂に入りながら聞きました。読む教材がなかったので、その20分間はかなり集中して聞きました。そのおかげでリスニング力が鍛えられ、英検2級に合格することができました。

就職してからは1年分のNHKラジオ英会話一式を買い、通勤時間に繰り返し聞くことが習慣になっていました。毎日続けることがとても大切です。

ラジオ英会話はTOEIC試験のリスニング形式とは違いますが、通勤時間に公式教材のリスニングを解くわけにはいかないので、日頃から英語の耳を鍛えるためにNHKラジオ英会話は最適でした。通勤時間や家事、歯を磨きながらリスニングを練習すると時間の節約にもなります。

教材の内容もとても効率的にまとまっており、信頼できるので、文法や単語の知識を増やしたり、音読でスピーキング練習をするにも最適でした。

リスニング力を鍛えるには毎日のながら時間を有効に使いましょう。

 

STEP 5 公式教材の問題を週末に、試験の直前に苦手分野を勉強する

TOEIC試験の形式に慣れることが一番の目的ですが、大人になると集中力が続かなくなるので、週末や空いた時間に集中力を高めるためにも定期的に公式教材を解くことは大切です。

試験の直前に、私は特にリーディングが苦手なので公式教材とは別にリーディングを集中的に10日間で鍛える勉強しました。この教材は10回分のリーディングが答えとともにまとまっており役に立ちました。

公式教材は定期的に解き、苦手な分野は直前に集中して勉強する

 

以上、私が1年間でやり通したTOEIC学習法です。シンプルではありますが結果として点数向上につながったので間違っていなかったと思います。

TOEICの教材は沢山あるので迷ってしまいますが、あまり色々手を出さずに自分にあった教材を信じて徹底的に繰り返し勉強しましょう。

 

私の次の目標は900点以上を取ること。皆さんも一緒にがんばりましょう!

 

 

 

 

英語のスピーキングを上達させるために必要なこと ー 英文を音読するだけでは限界がある

英語がぺらぺらになりたい。外国人と楽しく会話したい。スピーキングを上達させたいと思っている日本人はたくさんいると思います。

リーディングや文法中心の受験勉強に慣れてしまった日本人にとって、スピーキングはリスニングとともに苦手な分野。かれこれ私も海外で7年以上生活しているとはいえ、スピーキングには最も苦労しています。

7年前にはじめて海外に来た頃よりはスピーキングは上達したとは思いますが、現地で生まれ育った英語を母国語としている人たちにはおよびません。

それでも10回以上の面接を乗り越え、日本人のいない英語環境で、現地の人たちと一緒に医療専門職としてなんとか給料をもらうまでになりました。

そこで今回は、スピーキング上達のために私が実際におこなっている方法をみなさんに紹介します。

 

1. 視覚と聴覚をフルに活用する

英語は単に受験勉強のための科目ではないのです。日常的に人間が生活するために欠かせないコミュニケーションの手段の一つであり、日本語と同じ言葉なのです。

スピーキングというのは、口から発せられる音です。人間は言葉の音を耳で聞いて、その音を聴覚を通じて脳にインプットし理解します。その音をリピートするときには、同じ音を作るために脳から神経を伝って口や喉の筋肉に指令を出し同じ音を発するという一連の流れが瞬時におこなわれているのです。

英語のスピーキングを上達させるためには、視覚と聴覚をフルに使う必要があります。目で英文を見て、その文字がどのような音を出すのか学び、口や喉の筋肉を使う練習をして、瞬時にその音が出るように繰り返し訓練をするのです。

英語のスピーキング上達に音声付きの教材を選ぶことを強くお勧めします

 

3. スピーキングの上達と発音の練習

海外で生活するようになってから、自分が発音する英単語に違和感を覚えるようになりました。時々、外国人の友人から聞き返されることがあるのです。例えば、LやR、ThやS、FやH、BやPの入る単語を話す時。LiterallyやCatlary、Boothやgoose、BumpやPump、FootやHookなどです。

日本語の発音はあいうえおを基本とする5種類ですが、英語の場合は母音が26個、子音が24個あります。英語特有の発音のルールを知り、口や舌、喉の使い方を覚えなければなりません。子供の頃から英語を学ぶ場合、音と口の使い方を自然に学習するのでしょう。しかし大人になってからは発音のルールを学ぶことが近道なのです。私が発音を上達させるためにこの本がとても役に立ちました。

ある時、外国人の友人が日本人の話す英語はほとんど聞き取れないと言っていました。例えば 日本人が「This is 〜」と言う時に、「ジス イズ」と聞こえ「ディシズ」と聞こえないそうなのです。日本発音と英語発音で、口と舌の使い方が全く違うからです。

発音のルールを知り口・舌・喉の筋肉の使い方を訓練する

 

2.英文を音読するだけでは限界がある

みなさんは普段、家族や友達、職場の人たちと話しているときにどのように言葉を発しているのか意識したことはありますか。日本語が母国語であれば、思ったことや感じたことを無意識にそして瞬時に言語に返還して口から言葉を発しています。

例えば、友達から週末は何をしてたのと聞かれたら、恋人とディズニーランドに行ってパレードを見た後に美味しいパスタを食べて、とても楽しかったと答えるかもしれません。その時に、あなたの頭の中では週末の楽しかった記憶がよみがえりますよね。

さて、その記憶はあなたの頭の中で文字として浮かびますか?それとも映像として浮かびますか?私は記憶として映像が写真やビデオを見ているように頭の中に浮かびます。

 

人間は環境からの情報の90%を視覚的に得ている

 

視覚で得た情報は記憶の中に映像(イメージ)として刻まれます。人間は視覚で得た情報を脳で話し言葉に返還し、イメージを言葉で説明することができるのです。これは私たちが子供の頃から自然におこなっている作業です。

みなさんはここで、視覚と英語のスピーキングとどう関係するのか疑問に思うかもしれません。しかし、私が7年間の間に英語のスピーキングを上達させるためには視覚情報を英語で直接アウトプットできるようになることが重要だと気がついたのです。

私が日本で英語のスピーキングを勉強しているときに、英文を音読するという作業を長いこと続けていました。それが一番良い方法だと思っていたからです。これは英語の文字がどのような音を発するのか学び、音読することにより自分の発音を聴覚へフィードバックするのでとても効果的な方法です。

しかし、ある程度の段階になるとどんなに英文を音読しても、いざ海外で外国人と会話する時に、その英文が口からすらすらと出て来ないのです。

それには2つの理由が考えられました。

  1. 音読で得られた英文の記憶は、ただの文字と音声のみであり、頭の中で瞬時に思い起こすことができない。
  2. 人と会話をするときに頭に思い浮かぶのは文字ではなく映像である。

英文音読にかなりの時間をかけていた私はとてもフラストレーションを感じました。頑張って何度も英文を音読したのに、いざとなるとその英文を思い出すことができず上手く会話ができないのです。そこで私は、いつも頭の中でおこなっている作業に注目するようになったのです。

思い浮かんだ映像を英語で描写する(Describe)という訓練を始めよう

 

 3.見た映像を英語で表現する

視覚で得た情報を頭の中で話し言葉に返還して口から発する。これを瞬時におこなえるように練習することで英語のスピーキングがものすごく上達します。

瞬間英作文という本が話題になりました。私は瞬時に日本語から英語に英訳する力をつけるためにとても役に立つ本だと思います。実際の会話では、相手の外国人が英会話の先生ではない限りあなたの返答を忍耐強く待ってはくれないからです。

私が映像を言葉で表現する作業がとても大事だと気がついたのは、病院で働くようになってからです。私が見た患者さんの状態を英語で相手に説明しなければなりません。顔色や表情はどうか、どのような症状がみられるか、体のどこを痛がっているのか。

その時にいちいち日本語で考えてそれを英訳していては、時間がかかって仕方ありません。目で見た映像や記憶にあるイメージを、英語で直接表現できる能力が実際の生活では必要なのです。

私は、日本の学校の英語の授業で、映像をどのように英語で表現するのか教えればスピーキングがもっと身になるとだろうと思っています。

最近では、子供の英語学習でフラッシュカードという教材を使うことが多くあります。写真や絵、英単語を音声と一緒に視覚と聴覚で覚えていく学習法です。絵を見た瞬間に英単語が口から瞬時に出てくるまで、繰り返し練習するのです。

このフラッシュカード学習法は私が伝えたい英語学習法と共通しています。映像を英語で表現できるようになれば、すらすらと英語を話せるようになります。いちいち英文を音読して、話す時に頭の中で英文を作成しなくて良くなるのです。

映像(イメージ)を英語で表現する練習はスピーキングを上達させる早道であるということです。そしてその映像を英語に瞬時に返還する練習をすることが重要なのです。

ここで私がおすすめする方法は、BBC Learning EnglishのWords in the Newsです。

www.bbc.co.uk

これは短いニュースの話題が英語の字幕と一緒に映像と音声で学習することができるので、映画やドラマなどに比べてコンパクトにまとまっており毎日続けやすいです。

そしてケンブリッジ英検であるFCEやCAEという試験のスピーキングテストを受けてみると分かりますが、もっと実際的なスピーキングの能力が試され、そのテストのために練習する過程がスピーキング向上につながります。

次回のブログでケンブリッジ英検についても触れたいと思います。

最後にみなさんに試していただきたいのが、旅行や休暇の思い出が写っている写真を一枚用意し、日本語でその写真の状況を説明してみてください。そして次に、写真を見ながら英語で描写してみてください。外国人に週末は何をしたのか聞かれたときに困らないようになりますよ。

この練習方法についても次回ゆっくりと解説したいと思います。

一緒に英語がんばりましょう!

 

 

 

 

PROFILE

ブログの名前はPECKISHです。

ペキッシュとは少し小腹が空いたという意味。

たくさんご飯を食べたにもかかわらず、

少し時間がたつとお腹が空いてしまうことってありますよね。

 

小腹が空くことにちなんで、

ちょっと時間があったときに覗いてみたくなるブログを作りたいと思います。

 

私の名前はキアラ。

海外に住んでいます。

普段はフルタイムの病院勤務で英語がメインの毎日です。

英語には毎日のように悪戦苦闘しているので、

ブログを書いている時が唯一、日本語を使える癒しの時間。

 

日本から離れているとそれまで見えなかった新しいことが見えてきます。

色々な人や文化、知らなかった景色、思いもしなかった考え方など。

はじめは日本との違いに驚いていましたが、

生活していくうちに日本や自分は世界の中心ではないことを体感します。

自分の考え方や感じ方も少しずつ変わってきたり、変わらない部分を発見したり。

楽しいことも辛いことも半分づつ。

好きな人も嫌な人も半分づつ。

 

何かを手に入れると、何かを失わなければならない。

海外に住むことが実現すると、日本に住むことができない。

言葉にすると当たり前のこと。

人間てどうしても無い物ねだりしてしまうのです。

 

海外に住むことで日本では経験できないことができるのに、

一方で日本の温泉やたこ焼き、家族、友人をとても恋しく思うのです。

どちらも手に入れたい。でもそんなこと物理的に無理。

 

きっと日本に帰れば、海外を恋しく思うのでしょう。

なんてワガママなんだろう。

 

これまで自分が経験したこと、自分の中で成長したこと、変化しないこと。

みんな同じように感じていることかもしれません。

どんなに離れていても、

世界のどこかで誰かが私に共感してくれるのではないかと思い、

ブログに綴ることにしてみました。

誰かの役に立てれば嬉しいです。

 

<生い立ち>

日本の雪国で生まれる。

初対面ではシャイなのに本当は目立ちたがり屋な子供だった。

この性格は今でもあまり変わらないかも。

 

小中高は平凡に過ごす。

友達はあまり多い方ではなかった。

医療系の大学を卒業後に病院で数年働いてから、フラフラと海外旅行へ出かける。

 

ひょんなことから海外に住むことになり資格を移行して働くことになる。

日本から離れること8年。

沖縄移住を夢見る今日この頃。

たこ焼きと温泉が大好き。